モイライの予言

メレアグロスが生まれて7日目に、アルタイアーの寝室に3人のモイラが現れた。クロートーはメレアグロスが高貴な人物となるであろう、ラケシスはメレアグロスが武勇に優れた英雄となるであろう、とそれぞれ予言し、アトロポスは薪を炉に投げ入れ、この薪が燃え尽きないうちはメレアグロスは生きているであろうと言った。アルタイアーは炉から薪を取り出して火を消し、誰にも見つからないように箱の中に隠した。 メレアグロスが成人すると、剛勇無双とうたわれるようになり、イーアソーン率いるアルゴナウタイにも参加した。とくに槍投げを得意とし、アルゴナウタイの冒険から帰還後、イオールコスでペリアースの葬礼を記念した競技会では槍投げで優勝するほどであった。 メレアグロスはアルゴナウタイのひとり、イーダースの娘クレオパトラーを妻とした。

カリュドーンの猪

あるとき、父のオイネウスがアルテミスへの生贄を忘れたことで、アルテミスは、その罰として巨大な猪をカリュドーンに放った。猪はオイネウスの家畜や使用人を殺し、作物に大損害を与えた。オイネウスが猪狩りの仲間を募ると、ギリシア全土から続々と勇士たちが集まった。狩の参加者は次のような顔ぶれである。スパルタからカストールとポリュデウケース、メッセーネーからイーダースとリュンケウス、アテーナイからテーセウス、ラリッサからペイリトオス、イオールコスからイーアソーン、ペライからアドメートス、ピュロスから若きネストール、プティアからペーレウスとエウリュティオーン、テーバイからイーピクレース、アルゴスからアムピアラーオス、サラミースからテラモーン、マグネシアからカイネウス、アルカディアからアンカイオスとケーペウス、そして「紅一点」のアタランテー。